ドッグフードの原材料と犬種別の対応

チーズのドッグフード

チーズを使ったドッグフードは、多くの飼い主さんに好評で、色々な種類のものがあります。
栄養豊富なので主食の材料になったり、犬の大好物である事からおやつに使われたりするなど、応用範囲の広いチーズ。
愛犬の喜ぶ顔を思い浮かべながら、チーズのドッグフードを選んでみましょう。

チーズを使用した総合栄養食

商品Aは、ドライタイプの小粒のドッグフードに、一口サイズのスモークチーズが入ったドッグフード。
市販のドッグフードが得意でない犬も、スモークチーズの香りに誘われて、食いつきの良いフードです。
スモークチーズ+カボチャ入りと、スモークチーズ+小魚入りがあり、犬の好みに合わせて選べます。
チーズに含まれるカルシウムが、骨を丈夫にして虫歯を予防する働きも期待でき、愛犬の健康に役立ちます。

チーズのおやつ

商品Bは、ナチュラルチーズにカルシウムを配合した犬と猫用のおやつ。
良質なタンパク質とカルシウムをたっぷり補給できる栄養豊富なチーズを、1個ずつ丁寧に包装しています。
低脂肪・低カロリーで食塩控えめなので、母犬にも安心して与える事ができ、カルシウム不足から進行する低カルシウム血症を予防できます。
また、ナチュラルチーズには、ビフィズス菌を増やして腸内の環境を整える作用もあるので、お腹の弱い犬にもおすすめです。

チーズのふりかけ

もっとフードを食べて欲しい時に使えます。
食欲がない時や新しいドッグフードを食べてくれない時、商品Cをドッグフードに混ぜ入れると、食べてくれる事があります。
商品Cは、鶏のささみとカマンベールチーズをふわふわのドッグフード用ふりかけに加工したもの。
フードにほんの少しトッピングするだけで、チーズの香りで食欲が増して、少食の犬もいつもよりたくさん食べてくれます。
カマンベールチーズの整腸作用で、お腹の調子も良くなります。

小粒チーズ

商品Dは、体重1kgの超小型犬でも1日5個まで与えられる、小さなチーズ。
愛犬をほめてあげたい時などしつけにちょうど良いサイズです。
犬が大好きな香りと味なので、商品Dをごほうびに使うと、しつけやトレーニングがスムーズにできます。
塩分は控えめですが、美味しくて際限なく欲しがる犬もいるので、与え過ぎに気をつけて下さい。

フリーズドライのチーズ

犬が薬を飲んでくれなくて困った時、試しにチーズと混ぜて与えてみて下さい。
例えば、国産のチーズをフリーズドライ製法で加工した商品E。
薬と一緒に与えると、チーズが薬の匂いと味をやわらげてくれるので、苦手な薬も飲みやすくなります。
フリーズドライは、チーズの風味を逃さず閉じ込めてある上、長期保存が可能。
そのまそのままつぶして薬にまぶしたり、ぬるま湯でふやかして薬を包んだりする等、色々な方法を試せます。

ペースト状のチーズ

犬を留守番させる時、美味しいおやつがあれば気が紛れ、おもちゃで遊べれば退屈な時間を減らせます。
その両方を叶えてくれるのが、中にフードを入れるタイプの知育玩具。
中に犬の好物を入れると、時間をかけて楽しみながら食べてくれます。
商品Fは、生後2カ月の子犬から与えられるチーズ味のペースト。
歯磨き粉のチューブの様なケースに入っていて、手を汚さず簡単に知育玩具の穴の中に入れられます。
こうしたおやつ用ドッグフードを活用するしつけは一般的です。

硬いチーズ

商品Gは、犬用ガムや骨の様に硬く、長持ちするチーズの燻製です。
長時間、飽きずに噛むので、虫歯予防やストレス解消にもなるオーガニックのおやつ。
添加物を使わないのに2年間も保存でき、栄養豊富で低カロリー、しかもアレルギーに配慮したグルテンフリーです。
ガムの様にベタベタしないので、犬もカーペットも汚れません。
大好きなチーズなので夢中でかみ続けるから、忙しくてかまってあげられない時や、嫌がるブラッシングをする時にも便利です。

このほか、ボーロやビスケットなどのおやつ、缶詰やレトルトになったウエットフードにも、チーズが使われているものがたくさんあります。
愛犬の好みや用途に合わせて選んであげると良いでしょう。

栄養豊富で犬も喜ぶチーズですが、気をつけなくてはいけない点もあります。
愛犬が喜ぶからといって与え過ぎると、普通のフードを食べなくなる事があります。
カロリーオーバーや塩分の取り過ぎに配慮して、ほどほどの所で切り上げて下さい。
人が食べるチーズを犬に与える場合は、プロセスチーズより、カマンベールチーズ・モッツァレラチーズなどのナチュラルチーズの方が向いています。
プロセスチーズは長持ちしますが、ナチュラルチーズに乳化剤等を加えて加工してあります。
ナチュラルチーズなら、乳酸菌が生きたまま腸に届きます。
また、人用のチーズは犬用のものより塩分量が多めです。
ドッグフードのチーズにも塩が含まれますが、チーズには塩分を排出するカリウムも豊富、血圧を下げるペプチドやカルシウムも含まれるので、過敏に避ける必要はありません。
ドッグフード用のチーズの方を規定量与える場合は問題ありません。
あえて人用のチーズを犬に与える時は、塩分量が少ないクリームチーズやカッテージチーズを選ぶと良いでしょう。
逆にパルメザンチーズやプロセスチーズは塩分を多く含むので、避けた方が良いです。