ドッグフードの原材料と犬種別の対応

ささみで手作りドッグフード

愛犬のご飯を手作りする時、鶏のささみがとても重宝します。
ささみは低脂肪・高タンパク食品なので、犬の食材として最高です。
大喜びで食べる犬が多く、健康的なおやつやごほうびとしても利用できます。
犬が1度に食べる量は少ないので、人の食事と一緒に調理、または多めに作って冷凍保存のいずれかがおすすめです。
ささみは、切る前に筋を取る等の下処理が少し面倒なので、調理済みのフードを利用すると便利です。
ジャーキーを始め、煮込んだものやふりかけ等、色々なタイプのものがあります。
用途に合わせて使えば、手間をかけずに楽しく愛犬のご飯を手作りできます。
愛犬用のささみの手作りメニューをご紹介します。
手軽な調理法と、便利なささみのドッグフードを参考にして下さい。

蒸し鶏

  1. 鍋に水を入れ、沸騰したらささみを入れる。
  2. 再び沸騰したらアクをとり、弱火で5分~10分ほどゆでる。
  3. 芯まで火が通ったら、取り出して食べやすいサイズに切る。

水は、ささみがひたひたになる程度の量で大丈夫です。
一緒にニンジン・ブロッコリー・ダイコン等をゆでると便利です。
いつものドッグフードに載せたり、ご飯や野菜に混ぜたりして与えます。
あまり日持ちしないので、残ったら小分けして冷凍します。

蒸し鶏は、柔らかくて食感も香りも良く肉の風味が楽しめるので、犬の大好物です。
体調管理のためにも、ぜひ取り入れたいメニューです。
ペットフードの会社も安全で美味しいささみを提供しているので、試してみると良いでしょう。

蒸したささみの商品は色々ありますが、2本ずつ個包装にしたタイプは、使いやすく人気です。
袋ごと温めるだけで、できたての手作りささみと同様の柔らかい蒸し鶏が完成します。
また、ささみ2本は使い切れないという小型犬には、さらに少量の個包装が便利です。
煮込んだささみにヤギのミルクを加えた商品は、個包装あたり20g・30kcalに調整されているので、カロリーをコントロールしている犬にも与えやすいです。

ささみジャーキー

  1. ささみの筋を取って、麺棒やなどでたたいて薄く伸ばし、食べやすいサイズに切る。
  2. 150℃に予熱したオーブンで、30分ほど焼く。
  3. 裏返して10分ほど焼き、焼けていなければさらに5分ほど焼く。
  4. 焼き上がったら火を止め、オーブン内で冷ます。

加熱して、完全に水分を飛ばします。
肉が縮んで色が濃くなり、香ばしい香りがしたら完成です。
歯が丈夫でない犬には、柔らかめに焼き上げて下さい。
冷蔵室か冷凍室で保存しますが、人が食べても美味しいので犬が食べきれなくても大丈夫です。

犬が大好きなジャーキーですが、自宅で作るのは手間がかかります。
焼き加減や固さの調整もなかなか難しいので、市販の犬用ジャーキーを利用すると便利です。
保存料・着色料・発色剤・酸化防止剤を完全無添加で作られたささみのジャーキーなら安全で、思い立ったらすぐに愛犬に与える事ができます。

ささみチップ

  1. ささみをできるだけ薄く切る。
  2. キッチンペーパーなどで水気を拭き取る。
  3. 天板にクッキングシートを敷き、くっつかない様に並べる。
  4. 電子レンジで5分間加熱し、裏返してさらに5分ほど加熱する。

ささみは、少し凍らせると薄く切りやすくなります。
厚切りになってしまったら、加熱に時間がかかり周りが焦げてしまうので、叩いて薄くします。
元の重さの5分の1以下になるまで加熱すると、長く保存できます。
ささみチップは小型犬も高齢犬も食べやすいのですが、加熱時間の調整が最初は難しいです。
焼きムラにならない様に途中で並べる位置を入れ替え、でき上がった順に取り出しながら、様子を見て加熱して下さい。

一口サイズのささみをジャーキーにした商品があり、大変便利です。
国内の指定農場で育ったニワトリのささみを乾燥させたもので、愛犬に安心して与える事ができます。
湿気や日光をさえぎるパッケージは、ジッパー付きで、長期に渡り繰り返し利用するのに大変便利です。

ささみのふりかけ

  1. ささみチップを作る。
  2. フードプロセッサーに入れて細かくする。
フードプロセッサーを使わず、キッチンバサミや包丁で小さくするだけでも大丈夫です。
手間がかかるのでまとめて作って、タッパー等に入れ冷凍しておき、1回分ずつ解凍して使うと良いです。
また、乾燥したささみをカツオ節状に削ったふわふわのフードを利用するのもおすすめです。
フードに混ぜると食欲のない時でも食べてくれる事があり、少量パックなので、常備しておきたいフードです。

以上でご紹介したもののほかに、フリーズドライの商品があり、アイデア次第で様々な使い方ができます。
お湯 でふやかして蒸し鶏の様にする、乾燥したままジャーキーの代用とする、砕いてふりかけにする、など利用範囲が広く、賞味期限も長いので大変便利です。

ささみは、脂質や炭水化物をほとんど含まない高タンパク食品です。
良質のタンパク源として、健康を保つため、普段から積極的に摂取したい食品の一つ。
低カロリー(100gあたり105kcal)なので、減量や筋肉増強を目指す時の栄養源としても優秀です。
また、皮膚のアレルギー症状や高脂血症の改善に役立つ場合もあります。
時間のある時は手作りして、市販のフードも併用しながら、愛犬の健康のため、毎日の食事にささみを取り入れて下さい