ドッグフードの原材料と犬種別の対応

魚介系ドッグフード

ドッグフードのタンパク源は、肉類や穀類が主流ですが、魚を主なタンパク源とするフードもあります。
魚介類の独特の成分の働きに期待して、配合される事もあります。
栄養豊富で消化吸収が良く低脂肪、しかもアレルギーの心配も少ない魚介類は、犬の栄養源としても優秀です。
ここでは、ドッグフードに使われる魚介について、どの成分にどの様な作用があるのかをご紹介します。

抗炎症作用のあるEPA・DHA

EPAとDHAは、青魚の魚油に豊富に含まれるオメガ3脂肪酸の一種です。
体の各部の炎症を抑える働きがあり、犬の皮膚・関節・心臓・腎臓等の様々な症状を改善します。
妊娠・授乳中の母犬や子犬・老犬は、特に積極的に摂取したい成分です。
犬は体内で合成できないので、体内に取り入れるには、魚や魚の成分を食べるしかありません。
EPAやDHAを人が摂取すると血液がサラサラになります。
コレステロールや中性脂肪を下げる作用があり、認知症やメタボ予防にも効果が期待できる成分です。

活性酸素を抑えるアスタキサンチン

アスタキサンチンは、サーモン・エビ・カニに多く含まれる赤い色素でカロテノイドの一種です。
抗酸化力があり、老化やガンの原因になる活性酸素の働きを抑えます。
従来、抗酸化力があると言われてきたビタミンCやビタミンEと比較しても、はるかに高い抗酸化力があり、人用のサプリメントや化粧品にも配合されている注目の成分です。

関節に効く緑イ貝

オメガ3脂肪酸・グルコサミン・コンドロイチン等、関節の健康をサポートする成分が豊富な貝です。
緑イ貝の抽出成分は、犬のフードやサプリメントに使用される他、人間の腰痛やリウマチ用のサプリメントにも配合されています。

目や皮膚を元気にするビタミンA・ビタミンD

ビタミンA・ビタミンDは魚やレバーに含まれる脂溶性ビタミンです。
ビタミンAは、目や皮膚の健康維持に役立つ成分です。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるので、不足すると体重が減少したり骨折をしやすくなったりします。
人はビタミンDを体内で合成できますが、犬はできないので、魚やレバーから摂取するしかありません。

魚介系のドッグフードの特徴

ドッグフードは高タンパク低脂肪が良いとされますが、魚介はまさに理想的な食材です。
肉由来のタンパク質に比べて消化・吸収がしやすく、胃腸の弱い犬にも優しいタンパク源です。
さらに肉より低脂肪なので、体重の増加が気になる犬にも安心です。
また魚介は、EPAやDHAが豊富です。
サーモンやサーモンオイルを使用したフードは、アスタキサンチンの効果も加わり、優れた抗酸化力と抗炎症作用により、丈夫な体を作り皮膚のトラブルを防ぎます。

魚介類で手作りのフードと作る時は、寄生虫や骨、栄養バランスに注意して下さい。
主食用(総合栄養食)のドッグフードは、魚介と野菜等をバランスよく組み合わせ、犬が食べやすく加工してあり、大変便利です。
サーモンを主成分としたドライフードや、魚油等の形で魚介類の成分を配合したフード等があるので、愛犬の好みに合わせて選べます。
特に肉アレルギーの犬には、サーモンを主原料としたアレルギー対応のフードがお勧めです。
魚で作ったビスケットもあり、サプリメント感覚でおやつとして与えてみるのも良いでしょう。