ドッグフードの原材料と犬種別の対応

ラブラドールレトリーバーに適したフード

ラブラドールレトリーバーは、飼いやすく人気の高い犬種ですが、かかりやすい病気があります。
病気になってからあわててドッグフードを変えるより、元気なうちから病気の予防に効果があるものを与える方が、愛犬が長く健康でいられます。
ラブラドールレトリーバーのかかりやすい病気を踏まえて、適したドッグフードを選びましょう。

ラブラドールレトリーバーには、遺伝的に股関節形成不全や肘関節形成不全といった骨の発達異常が多く見られます。
この病気の予防や治療は、運動量をコントロールするほか、体重が増え過ぎない様にするのがポイント。
太りやすい体質なので、食事の量と質に注意しなくてはいけません。

ラブラドールレトリーバーのサイズは、アメリカンケネルクラブの公式標準では、およそ次の通りです。

体高 オスは57~62cm、メスは55~60cm
体重 オスは29.5~36.3kg、メスは25.0~31.8 kg

これを参考に、体高と体重のバランスを考えて、太り過ぎない様にフードの量を調整します。
太らせないために、単にドッグフードの量を減らしたりカロリーの低いものに変えたりすると、栄養バランスが崩れて悪影響が出る場合もあります。
このためラブラドールレトリバーに与えるドッグフードは、毎日の活動や骨の健康に必要な栄養素を減らさずに、摂取カロリーを抑えられるものが適しています。

ライフステージ別フード

A社のラブラドールレトリバー用のドライドッグフードは、ライフステージに合わせて子犬用、成犬・高齢犬用、避妊・去勢した成犬・高齢犬用の3種類から選べます。
どれも脂肪分が少なく、カロリーは控えめです。
特に避妊・去勢した犬用は、脂質が9%・100gあたりのカロリーは333kcalで、A社の30種近いドッグフードのラインナップ中、最も低く抑えられています。
他の犬種の成犬用は、脂質10~17%・100gあたりのカロリーは400kcal前後ですから、ラブラドールレトリバー用はかなり控えめです。

一方タンパク質は、子犬用は31%、成犬・高齢犬用は28%以上も含まれています。
これは、A社の成犬用のドッグフード中、プードルと並んで最高の含有率です。
しかも含まれているタンパク質は、消化率90%以上の良質のもの。
さらに有効成分として、グルコサミン・コンドロイチン硫酸・EPA・DHAを含み、骨や関節の成長や機能の維持を促します。

野生の食事に近いフード

B社のドッグフードもラブラドールレトリバーに適しています。
タンパク質の含有量は何と38%以上、素材の80%以上が新鮮な肉で残りは果物と野菜だけという、栄養分ぎっしりのドッグフード。
犬が野生だった頃の食事に近い成分で、大きな体をしっかり支える骨格とたくましい筋肉を作ります。

全犬種成犬用や全犬種老犬用のほか、大型犬種子犬用もあり、犬の生活段階に配慮した栄養成分組成になっています。
どのフードも穀物が入っていないので、トウモロコシや小麦アレルギーの犬でも安心です。
世界一とも評価される工場で、厳選素材を使って作られた、最高品質のドッグフード最高品質のドッグフードです。

アメリカでは人気No.1犬種で、日本でも多くの愛犬家に選ばれているラブラドールレトリーバーですが、平均寿命が10~12年と短いのが玉にキズ。
良いドッグフードを適量与えて、より長く健康的に過ごさせてあげたいですね。